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 アンコール再び―― その3−1


前回3月にAngkor Wat,Angkor Thom,Ta Prohm,Banteay Sreiを巡り、すっかりカンボジアの魅力に取り付かれ、6月はアンコール地域の他の遺跡に足をのばすことになったのである。


 Banteay Srei

3月に訪れたBanteay Sreiを再訪する。この遺跡は工芸品のような精緻を極めた寺院であり、女性(Srei)の砦(Banteay)と言う意味だそうで、なるほど東洋のモナリザといわれるデヴァター達が建物の入り口を飾っている。これ等は他の遺跡には見られないほどの写実性であり、生き生きしている浮き彫りであり、肉感的ではあるが、実に包容力があり、優しい微笑みはあの大デヴァター群を有するAngkor Watですら、このタイプの彫刻は見られない。
「女の砦」というに相応しい寺院である。
前回より観光客は少なくて見学しやすく、前回の予習があったので、今回はじっくりとレリーフ類や、ヒンズーの説話に基づくシヴァ神やヴィシュヌ神等の浮き彫りを楽しみ、その各箇所の芸術品をカメラに収める事が出来、思い残す事ないようにしたのである。
3月に訪れた時の感動もさることながら、今回も新しい発見があり新しい感動をあたえてくれたので、更に学習したら思い残しがきっとあると思うと、また訪れたくなるであろう魅力いっぱいの遺跡である。



会長の独り言(その四十二)
                          閑話休題